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楽天で品切れてます……。アマゾンにもなかった……。
リアル本屋さんで探すか、古本屋さんをどうぞ。
ボーイズラブ・レビュー
プリーズミスターポリスマンシリーズの第2巻です。
読み進めるにつれてどうも純愛というより偏愛っぽい気がしてきました。
いや面白いんですけね。
ヤクザ(六条)さん、過保護すぎですから!
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
警視庁のエリート・橘行弘にはふたつの秘密があった。
ひとつは男の恋人がいるということ。そしてもうひとつは、
その恋人六条成湫が捜査対象の大物ヤクザであるということだ。
大学時代の出逢いから9年。
時を経て結ばれたふたりは、
その恋の危険を承知しながらも互いを深く求め合っていた。
そんなある日、六条が何者かに狙撃される。
敵対する組の仕業なのか…。
瀕死の六条を想いつつ、行弘は犯人逮捕に奔走する…。
さらに深く甘やかに、加速する大人の純愛第2弾。
六条の片想い秘話も特別収録!
六条、冒頭近くで狙撃されてますが、同情は無用です。
こいつ、自分で仕組んで大家(身内)に撃たせたんですから。
この六条が仕組んだ発砲事件にユキは東奔西走の憂き目に合います。
哀れです。六条を撃った犯人を捕まえてやると息を捲いても、
そんなもの、捕まるはずがありません。
ぜーんぶ、六条が仕組んだ事件なんですから、
ユキの思うような犯人なんてハナから存在しないのです。
で、じゃあ六条はなんのために自分を撃たせてまで一連の事件を仕組んだのか。
答え=前田良夫を殺すため
理由=前田(ヤクザ)が警察に繋ぎを作るために、娘をユキと政略結婚させようとしたから。
六条の前田に対する言い分
「あなた、もう生きている価値がないね――ユキのためにならないから」
六条の中では、「ユキの軽い不快感>ちんぴらの命」という、
厳然たる不等式が成立している模様です。
ちなみに前田はユキに結婚を無理強いしたわけではなく、
養子に出した先の警視に軽く話を振ってもらっただけ。
ちなみにユキは鼻で笑ってその話を蹴ってました。
実際に結婚を迫られて困ってたならともかく、
前田が殺されるほどの事じゃない気がするのは私だけでしょうか。
わざわざ撃たれ、突発的キリシタンになって宗教上の理由とやらで警察病院から転院して誘拐されたフリをし、疑われないように細心の注意を払って前田を始末し、撃たれた理由まででっち上げてユキの同情まで買ってしまった虻蜂GETの六条。悪い男です。
(しかも、そのでっちあげた撃たれた理由というのが振るっていて、
前田の娘に惚れられて求婚され、それを断ったのが原因で逆恨みされた。
ということになってます。ひでぇ話です。)
そして過保護すぎ。
というか、もうすでに対等な恋愛関係じゃないだろこれは……。
六条の掌で踊るユキの姿が見えるようでした。
六条本人は大事な恋人を守ってるつもりなんでしょうね。
コレが伏線で、いつかこういう諸々の工作がユキにばれて一波乱あることを期待してます。
エッチシーンはますますタルくなってました……。
攻の受賛美と受攻両方の相手への陶酔が延々と繰り返されて、
10行くらいでお腹一杯になれます。
このエッチシーン、ギャグシーンに回してくれればもっと面白いのになー。
あと、ちょっとオイオイと思ったのが最後に載ってた読み切り短編。
1巻で、住むところが次々になくなってついに留置所暮らし、
という事になってしまったユキですが。
なんか設定に作為を感じると思っていたら、
なんのことはない、すべて六条の陰謀でした。
ユキを自分のマンションに誘い込むための涙ぐましい努力の物語なんですが、
「ユキ」と名付けたクロネコを溺愛する姿は非常に微妙です……。
ヘン○イさん一歩手前です。
そして。この話の中で誰が一番哀れだったかといえば、それはもう確実に、
たまたまユキが最初に選んだマンションのお隣さんだったご夫婦でしょう。
ユキをそのマンションから追い出すためにその夫婦は、
六条に借金まみれにされた挙げ句、返済に苦しんでいることを世間にアピールさせられ、
そのまま無理心中を装って殺されてしまいます。
いや、あのね六条。
百歩譲ってヤクザ同士で殺った殺られたをやるのはまぁいいですよ。
でもなんの罪もない一般人を、自分の都合だけであっさり殺すのはこれどうよ?
それはまずいでしょいくらなんでも……と思ってしまったのでした。
ご夫婦のご冥福をお祈り致します。
警視庁のエリート・橘行弘にはふたつの秘密があった。
ひとつは男の恋人がいるということ。そしてもうひとつは、
その恋人六条成湫が捜査対象の大物ヤクザであるということだ。
大学時代の出逢いから9年。
時を経て結ばれたふたりは、
その恋の危険を承知しながらも互いを深く求め合っていた。
そんなある日、六条が何者かに狙撃される。
敵対する組の仕業なのか…。
瀕死の六条を想いつつ、行弘は犯人逮捕に奔走する…。
さらに深く甘やかに、加速する大人の純愛第2弾。
六条の片想い秘話も特別収録!
六条、冒頭近くで狙撃されてますが、同情は無用です。
こいつ、自分で仕組んで大家(身内)に撃たせたんですから。
この六条が仕組んだ発砲事件にユキは東奔西走の憂き目に合います。
哀れです。六条を撃った犯人を捕まえてやると息を捲いても、
そんなもの、捕まるはずがありません。
ぜーんぶ、六条が仕組んだ事件なんですから、
ユキの思うような犯人なんてハナから存在しないのです。
で、じゃあ六条はなんのために自分を撃たせてまで一連の事件を仕組んだのか。
答え=前田良夫を殺すため
理由=前田(ヤクザ)が警察に繋ぎを作るために、娘をユキと政略結婚させようとしたから。
六条の前田に対する言い分
「あなた、もう生きている価値がないね――ユキのためにならないから」
六条の中では、「ユキの軽い不快感>ちんぴらの命」という、
厳然たる不等式が成立している模様です。
ちなみに前田はユキに結婚を無理強いしたわけではなく、
養子に出した先の警視に軽く話を振ってもらっただけ。
ちなみにユキは鼻で笑ってその話を蹴ってました。
実際に結婚を迫られて困ってたならともかく、
前田が殺されるほどの事じゃない気がするのは私だけでしょうか。
わざわざ撃たれ、突発的キリシタンになって宗教上の理由とやらで警察病院から転院して誘拐されたフリをし、疑われないように細心の注意を払って前田を始末し、撃たれた理由まででっち上げてユキの同情まで買ってしまった虻蜂GETの六条。悪い男です。
(しかも、そのでっちあげた撃たれた理由というのが振るっていて、
前田の娘に惚れられて求婚され、それを断ったのが原因で逆恨みされた。
ということになってます。ひでぇ話です。)
そして過保護すぎ。
というか、もうすでに対等な恋愛関係じゃないだろこれは……。
六条の掌で踊るユキの姿が見えるようでした。
六条本人は大事な恋人を守ってるつもりなんでしょうね。
コレが伏線で、いつかこういう諸々の工作がユキにばれて一波乱あることを期待してます。
エッチシーンはますますタルくなってました……。
攻の受賛美と受攻両方の相手への陶酔が延々と繰り返されて、
10行くらいでお腹一杯になれます。
このエッチシーン、ギャグシーンに回してくれればもっと面白いのになー。
あと、ちょっとオイオイと思ったのが最後に載ってた読み切り短編。
1巻で、住むところが次々になくなってついに留置所暮らし、
という事になってしまったユキですが。
なんか設定に作為を感じると思っていたら、
なんのことはない、すべて六条の陰謀でした。
ユキを自分のマンションに誘い込むための涙ぐましい努力の物語なんですが、
「ユキ」と名付けたクロネコを溺愛する姿は非常に微妙です……。
ヘン○イさん一歩手前です。
そして。この話の中で誰が一番哀れだったかといえば、それはもう確実に、
たまたまユキが最初に選んだマンションのお隣さんだったご夫婦でしょう。
ユキをそのマンションから追い出すためにその夫婦は、
六条に借金まみれにされた挙げ句、返済に苦しんでいることを世間にアピールさせられ、
そのまま無理心中を装って殺されてしまいます。
いや、あのね六条。
百歩譲ってヤクザ同士で殺った殺られたをやるのはまぁいいですよ。
でもなんの罪もない一般人を、自分の都合だけであっさり殺すのはこれどうよ?
それはまずいでしょいくらなんでも……と思ってしまったのでした。
ご夫婦のご冥福をお祈り致します。
↓WEB拍手です↓
アキミ
「夜しか泳げない」が私は好きです。
こちらの方が話がシャキッとしてるし、
物語の味になってる非人情さが、いいアクセントになってます。
ミスポリ本編の非人情さは、段々お腹いっぱいになってきました。。。