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烏城 あきら

二見書房 2003-10
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ボーイズラブ・レビュー



何と買ったままパソコンの横に積ん読しており、
昨日まで気付かなかったという本書。
やべぇ、読みたくて買ったのに、
真横においてあったのに、何やってんだ私。
ってことで昨日寝る前に読みました。

そういえばあんまり二見シャレード文庫には、
手を出したことがなかったような気がしますが、
それは以前住んでいた場所があまりに田舎で、
この文庫自体が本屋に置いてなかったからですね。
あはは……虚しいなオイ。

文庫デザインは、しゃれてるとまではいかなくても、
とりあえずレジに持っていくのが恥ずかしいってコトはありません。
でも、表紙のイラスト晒したくないがため、
裏向けて差し出してしまうと、時々とんでもない台詞が、
太字で引用されてたりするので要注意です。


以下ネタバレ妄想注意!






紹介文いきます。


中小化学薬品製造業・喜美津化学の品証部に勤務する阿久津弘は、
初の四大理系卒のホープとして期待されている身。
そんな弘が社命でフォークリフトの免許を取ることに。
慣れない乗り物の操作に難儀する中、
指導係として遣わされてきたのは製造部の若頭・前原健一郎。
弘と同い年であるにもかかわらず同僚からの信頼も厚く、
独特の迫力と風格を持ったこの男に、
弘はとある出来事がきっかけで苦手意識を持っていたのだが、
意外にも前原の方は―。
それなりに平和な工場ライフを送っていた弘を襲う、
前代未聞の“男×男”関係、ガテン系濃密ラブ。



そう。ガテン系
一口にオフィスラブと言っても、
こちらは小企業の現場。

作業着に鉢巻きで汗まみれになりながらフォークリフトをあやつり、
体育会系の上下関係の元、少数精鋭で日夜、
主人公自ら駆けずり回るバリバリの現場であります。

なんってリアリティなんでしょう。

親父度の高い工場の現場は、
私が金に困った時に派遣で行っている工場を、
ものすごーく彷彿させてくれます。
ちまちまラインの上でケータイ組み立ててる横で、
作業着の似合う親父がフォークリフトを運転し、
荷物を仕分けし、在庫管理に声を張り上げ、
昼時には汗くさいまま集まってコンビニ弁当を広げ、
暗くなるまで働き通して終バスに飛び乗る日々。

なんというか、大変なんですが、生きて働いてるな~と、
もの凄く実感できる職場なのですよ。
時給は安いけど(塾の半分以下だ)私は嫌いじゃないです。

で、そんな熱い会社で展開されるガテン系濃密ラブ
オイシイ……。
ほとんど本能で動いてる?
と言わんばかりの前原(攻)は、四大卒の阿久津(受)に、
真顔でこうのたまいます。

「これから喜美津で働いていく俺とおまえが、
何で寝ちゃいけないんだ。」


この男には「男同士は普通ではない」という、
既成概念からの反論は通じないのでした。

しかしこいつら、めちゃめちゃ真面目に働いているんですよ。
会社のことホントに大事に思っていて、見てて気持ちが良い。
恋愛も、それほど不自然じゃなく進んでいって、
最終的には両想いという筋なんですが、読ませてくれました。

熱く働く男達が素敵な職場です。
親父率高いですが、男の味を堂々と語る辻本さんも、
営業の矢野さんも、主人公の同僚達も良い味出してます。


汗くさくて結構!
ガテン系上等!



仕事のあとの一服は最高ですよね!


続きがあるので近いうちにコンプリートしなくては……。

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