皆さんこの雑誌をご存じでしょうか。
活字倶楽部。(略して「かつくら」)
ダ・ヴィンチと同系統の書籍紹介雑誌です。


しかし。 決定的に違うのが、そのマニアックさと申しましょうか、
若年層向けと申しましょうか……、
いえ、言葉を飾るのは止めましょう、
激しく読者層の偏った、萌重視の書籍紹介雑誌です。
ボーイズラブなんか平気で紹介してます。
ライトノベルもかなりの比重で扱ってます。
企画も萌大好き娘垂涎のモノが多いです。

私が中学校の時に創刊され、その当時からの読者です。
当時は地方の本屋になんてほとんど入荷されなくて大変でした。
何を隠そう、邪道とも、この雑誌を通じて出会ったのです。

私の読書仲間の間では

かつくら発売→小説大人買い→金欠病

の方程式が燦然と輝いております
ちなみに、家庭にも。

私が、

「金ない~」

とぼやけば、母がのたまいます。

かつくら買うの止めたらいいやん

そんな殺生な。

もちろん買いましたよ春号も。私は貯金が出来ません。
で、夕飯食べながらぱらぱらとめくっていたわけです。



この雑誌、広告もなかなかステキなのが揃っておりまして、
読み飛ばすなど言語道断なのであります。
たとえば今号の広告の一例を挙げてみましょう。

ムービックの広告スペースです。


「B-Rash ビー ラッシュ」

 主従特集 ~支配される悦びに、心も身体もしびれ伏して~


 次号6月10日発売予定

 監禁特集


主従は私のツボです。
で、次号は監禁……。
どこのエロ本だよ!
(いや、むしろそのものだが。アオリがHARD BOYS LOVEだった)

悩まされましたよ。
通販にするか?
遠くの本屋さんに買いに行くか?

で、横にいた母上に相談してみたわけです。

私「この主従特集ってやつね。(印刷されている表紙を見せる)
  遠くの本屋に行った方が良い?
  やっぱ恥ずかしいから通販の方が良い?」

母「恥ずかしいとは、まだまだ修行がたりんね」

私「え。だって恥ずかしいじゃん、じゃあ母上買ってきてくれるの?」

母「ええよー。何冊欲しいの?」


嘘ですごめんなさい自分で買います私の修行が足りませんでした……。
というか、そうか、

私も将来こうなるのか……。

ううっ、何冊って、何冊って……!

保存用も買うんですか母上!!!
完敗でございます。


で、ほかにも見どころがいっぱい。
キャラ人気投票とか、もう最高です。
ラインナップ見ただけで、この雑誌の読者層が特定できます

1位:直江信綱
2位:藍龍蓮
3位:仰木高耶
4位:ルシファード・オスカーシュタイン


ってな具合でございます。
私、上位10名くらいならすべて作者作品内容キャラの性格、
分かりますから! 腐女子バンザイ!


ちなみに、この人気投票、すばらしいのが、
1票でも入っていればどんなマイナーキャラでも全部発表してくれるところ。
おたくたちの愛を一滴余さず汲み取ってくれる、
実にステキな雑誌ではありませんか

読者と本の関係を楽しく投稿する
「やっぱり本が好き」コーナーや、
もちろん、定番の作家特集、インタビューも充実。
ボーイズラブの紹介もしっかりあります。


いつの間にやら、
かつくら読者を見分ける暗号まで作られている始末です。
出会い頭に、
「かつくら?」
と訊かれた場合、かつくら読者はこう答えねばなりません。
やっぱり本が好き!」
私はまだやったことありません。
修行が足りないですね!

うーん。
みなさん、一度は読んでみて下さい。
1020円の価値は確実にありますよ!



B000ABM32W活字倶楽部 2005夏号 [雑誌]

活字倶楽部  2005春号 [雑誌] ぱふ 09月号 [雑誌] ぱふ 10月号 [雑誌] 活字倶楽部 2005冬号 [雑誌] おまえが世界を変えたいならば-神話の子供たち-

by G-Tools


    ↓WEB拍手です↓
   web拍手