4062557819邪道 天荒回廊
川原 つばさ 沖 麻実也

講談社 2005-02-05
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ボーイズラブ・レビュー



ようやく手に入れました。
(本屋に日参していたのに入荷は7日だったのです。あんまりだ。
はじめに探しに行った時に店員に聞けば良かったんだよ……)
公式サイトでは、イラストレーターの沖さんが、
きったねー印刷の表紙」とか、「なんだか柢王、よっぱらい?(^_^;) 
とコメントしておられた通り、あ~……、まぁ、…………うん。
表紙に関しては、新書時代が……と、ちょとばかし遠い目になっちまいましたが、
(帯もピンクだし……。表紙となんてミスマッチ)
まま、うん、うん、うううーーーん。
まぁいいやと思いつつも、やっぱりちょっと悲しい。
帯は、川原先生がお遊びで文庫リニューアル記念冊子全員サービス企画と一緒に作って下さるらしいです。

さて、何はともあれ手元に本が来ていちおう満足し、
風邪気味だったのでとっとと寝ようと思っていたのに、
夜、結局寝付けなくて、4時頃までかかって読了してしまいました。
……喉が痛いです(←アホ)

川原先生が加筆訂正中に邪道リズムを取り戻したのか、
前の2冊に感じていた、微妙な違和感というか、
勢いがないな~、という印象が影を潜めました。
すげぇ。
増えた設定とか、細かくなってる描写が無理なく収まっている感じで、
私としてはかなり嬉しかったです。

柢王、桂花のカップルびいきとしても、
読み切り新作はかなりムフフな出来でしたし、
待ってた甲斐があったというものです♪


以下ネタバレ妄想注意!


晴れて恋人関係となったティアとアシュレイなのに、
アシュレイは先の東の結界石事件のせいで人間界に生み付けられた魔族の卵の始末に、
討伐隊として遠征に行ってしまいます。
そこで、自分の角(アシュレイには天界人にはないはずの角が生えている)の秘密に関係するかも知れない、
亜火という、魔族と人間の混血に出会いました。
しかし結局、亜火は人間に迫害されて死んでしまい、守りきれなかったアシュレイは凹みます。

今回のは、アシュレイ葛藤の巻といっても良いでしょう。
意地を張らずに亜火のことを、柢王に相談すれば良かった。
ティアは柢王には色々相談するのに俺には言ってこない。
いつの間にかティアとはこーいう関係になっちゃったけど、何か違う気がする。
なんで悪いことをしていない魔族まで討伐しなくてはならないのか。
無抵抗の魔族をなぶった人間に罪はないのか、等々。

こうしなければ!
と思っていても出来ないもどかしさとか、
親友→恋人の変化についていけないとことか、
柢王と桂花の濡れ場を目撃して真っ赤になった挙げ句、
ティアの執務室に大穴あけてみたりとか、
ガキのよーに桂花と口げんかをするあたりとか、

ああもうアシュレイ可愛すぎ。

弟にしたいわあ。
絶対溺愛する。
グラインダース様(アシュレイの姉)が羨ましい!


そしてティアの変態度にも磨きがかかります。
アシュレイの発言「執務で大変なのに、俺の尻ぬぐいまで……っ
に対して、
君のお尻は可愛いから、いいの。誰かにさわらせるなんてまっぴらだ
……あのぉ。
尻ぬぐいからそーゆー妄想に走るのはどうかと思います。


あと、今回の爆笑ポイント。
アシュレイは、だいぶ年下でティアを慕っているカルミアという西の王子に、
ティアにキスされている現場を目撃されてしまいます。
そして。
カルミアに、
「よくもあの人を汚したな!」
と罵られてしまいます。
…………汚した……→俺がティアを襲ったってのか!?→誤解だ!
変態のレッテル貼られてたまるかとカルミアめがけて駆けだしかけて、ふと思います。
一体カルミアを捕まえてなんと言えば良いんだ?
本当は逆だ」と言うのか?自分が女役だと……?
言えねぇ!!!!!
とばかりに、「ぎゃ、ぎゃ、ぎゃ!!」と一言目でつまるアシュレイがもう、
たまらん!かなり哀れです。


ストーリーとしては、ティアがアシュレイの恋愛も進展しはじめて、
各世界の関係がわかってきたり、ティアたちの敵とかがあらわれたり、王族の皆様方がご登場遊ばしたりと、
書くべきはきっちり書かれています。
(柢王の父親が女たらしなのはともかく、
グラインダース様のレズはどうなんだろう。
アシュレイも恋人男だし、王位は世襲制だってのに南領は大変だよなぁ)

あと、読み切りの柢王と桂花の話ですが、
濡れ場は楽しいしラブラブですっごくうれしかったのですが。
新書時代から思ってたこと。
たぶん物語の中核になってくる設定なんでしょう。
そういう類のかなり重要な設定と思われますが、
このあたりからそう意識しているのが匂うこと匂うこと。
もう確定だろーなー。
ホントのこと知った時、彼らどうなるんだろ。
つか、番外っぽい扱いでこんなに書き込んじゃって良いんだろうか……。

(↓この下1行究極のネタバレにつきフォント白で書いてあります。ダメな人は飛ばして下さい)
桂花の育ての親で恋人でもあった李々の実の息子がアシュレイだなんて……!


伏線の多い物語ですが、どうやって畳むんでしょう……。
楽しみなような怖いような。
次巻から、新書の流れに沿って発行されるならば、怒濤の展開に入っていくはずです。
柢王と桂花のお話も本編で詳しく書かれたりもするはず。
(はじめて新書4巻読んだ日は食べ物が喉とおらなくて泣き明かしたんだよなー。
そこに徐々に近付いているのかと思うと……心臓に悪いですまったく。)
でも、あんまり待たなくて良さそうなので一安心かな。

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