歴史的には非常に新しい分野です。
栗本薫さんが、このジャンルの創始者であると言われています。
(もっと正確に言えば、中島梓の名義で行われた、
「小説道場」と言う、ボーイズラブ雑誌「JUNE」の連載企画でもって、
ボーイズラブ小説書きを育成してこのジャンルの成長を促進した人。
小説道場からデビューしたボーイズラブ作家さんはかなり多いです。
彼女のボーイズラブ小説での代表作「終わりのないラブソング」は名作です)
マンガでは「風と木の詩」などが先行して存在していたのですが、
小説分野では栗本薫さんの「真夜中の天使」が初めだったと思います。
現在、ボーイズラブは小説・マンガにとどまらず、アニメ・ゲーム、ドラマCDなどの分野にも進出を果たしております。
いわゆる同性愛をテーマに持ってきた内容で、
作中ではほとんど必ずと言っていいほどオトコとオトコがセックスしてます。
ここに現実世界のゲイを持ち込んではいけません。まったくの別物です
ボーイズラブの基本は現実を超越したところにあるファンタジー・セックス&恋愛です。


また、ボーイズラブと他のゲイ小説の何が違うかというと、
それはもう、作中に作者が「萌」を意識しているか否かにつきます。

日経キャラクターズなどでは、
「ボーイズラブというジャンルは急成長して、
昔はマニア的だったのが今ではかなり一般化した」
みたいなことをのたまってますが、そこまで普及はしてないと思います。

やけに肌色の多い男二人の表紙の小説とかレジに持ってくの恥ずかしいし、レジがお兄さんだったりすると、ややこしいセクハラしてるみたいな気分になりますし。

そんなこんなで、いちおう、かなり特殊な分野であることは、ほんとにじゅーぶんに、お含みおきくださいませ。
ダメな人はこの時点で引き返して下さい。

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